メロディ楽器のための
Exploration in Rhythm - Rhythmic Phrasing in Improvisation
Tweet著者名 | Ed Saindon (エド・セイドン) |
---|---|
翻訳者名 | 橋爪 亮督 |
編著者 | - |
監修者 | 佐藤 研司 |
演奏者 | - |
ページ数 | 72 |
分 | - |
判型 | 菊倍 |
出版社名 | エー・ティー・エヌ |
商品名 | リズミック・フレージング・フォー・インプロヴィゼイション |
---|---|
ATN商品コード | 3701 |
ISBNコード | 978-4-7549-3701-0 |
その他コード | JANコード:4537298037013 |
付属品 | - |
価格 | 3,080 円(本体 2,800 円 + 税) |
ポイント | 140 pt |
インプロヴァイザーのサウンドを決定する要因には、音の選び方、ハーモニーの洗練度、プレイヤーのテクニックなどがあります。しかしそれだけではなく、プレイヤーのサウンドやヴォイスを決定するためにはリズムが大きな役割を果たします。多くのインプロヴァイザーは、ペンタトニック・スケール、コード・スケール、アッパー・ストラクチャー・トライアドなど、音の選び方を主眼に置いたインプロヴィゼイション・テクニックを練習しています。同様に、ハーモニーに関しても徹底的に研究しています。しかしながら、リズムの優先順位は常に低く、そこに注目することは少ないでしょう。何人かの作曲家やインプロヴァイザーが曲中や演奏中にリズミカルなフレージングを用いてはいるものの、確立されたコンセプトに基づいているわけではありません。つまり、リズムの世界はまだまだ未開の沃野であり、インプロヴァイザーや作曲家に多くの可能性をもたらしてくれるのです。
インプロヴィゼイションを行う場合、多くのプレイヤーは全ての小節を8分音符で埋めようとしたり、コード・チェンジに縛られて1〜4小節の長さのフレーズばかりを演奏する傾向があります。さらに、フレージングまたはフレーズ自体が変化に乏しく、コード・チェンジに基づくフレーズの長さは大きな制限を受ける傾向にあります。それでは結果として単調、凡庸、小節線に縛られがちなラインになってしまうでしょう。しかし、本書で解説するフレージング・コンセプトを取り入れることにより、インプロヴァイザーは小節線の束縛から解放されます。結果的に、より興味深い、リスナーにとっても魅力的なラインを創ることができるようになるでしょう。
打楽器奏者はリズムのことを第一に学んでいることから、リズムに対して専門的な知識や柔軟性を持っており、演奏中にさまざまなリズミック・フレージングを取り入れています。スネア・ドラムの教則本などを見ると、トリッキーな休符の配置、多種多様なフレージング、意表をつくアクセントなど、バラエティーに富んだ多くのリズムが扱われています。このようなリズムに関する専門知識は、ひとたびそれらのコンセプトをマスターすればインプロヴィゼイションに転用することも可能なのです。
本書に収録されているマテリアルは、インプロヴァイザー及び作曲家のためにリズムのカラーを拡張することを目的として書かれています。最終的な目的は、本書のコンセプトをマスターすることにより、インプロヴィゼイションや作曲で使うヴォキャブラリーの一部としてより直覚的にリズムを捉えるということです。リズムを読んだりコンセプトを理解したりするだけでも大変ですが、これらのリズムを自然かつ無理なく取り入れることができるようになるためには相応のトレーニングが必要なのです。
また、本書のコンセプトはソロイストのサポートするリズム・セクション・プレイヤーにも非常に有用です。ソロイストのプレイを聞いたり反応したりできることのみならず、これらのコンセプトを理解していることが伴奏者としてより良いサポートをするための助けとなるでしょう。リズム・セクション・プレイヤーが特定のリズム・グループを聞き分ける能力を身に付ければ、そのリズム・セクションはソロイストにとってよりよい伴奏者となるでしょう。
加えて、本書のコンセプトを学習する(これらのリズムを演奏する)ことにより、結果的にプレイヤーのタイムに関する感覚、音楽をより長い部分で捉える能力、全体的なフォームを捉える感覚なども発展させることができます。また、小節をまたいだフレーズや何小節にも渡る長いフレーズを聴き分ける能力は、プレイヤーがより長い時間(1小節ごとではなく)のインプロヴィゼーションや作曲に対応できることを可能にするのです。
つまり、本書の例題を練習することで、インプロヴァイザーや作曲家はリズムに対するヴォキャブラリーを拡張し、平凡なラインをより興味深いサウンドにすることができるのです。プレイヤーは、小節線から浮遊したより興味深いリズムが聞こえるようになるでしょう。最終的な到達点は、音楽的な小節線の消去と小節線から解放された自由な感覚によって特色づけられたタイム感覚なのです。
「お決まりの8分音符フレーズから脱け出すための洗練かつ整理されたアプローチ、すなわち個性的なリズミック・アプローチを構築するためのEd Saindonからの貴重なアドバイスである」
3/4拍子における8分音符フレージング
4/4拍子における8分音符フレージング
5/4拍子における8分音符フレージング
3/4拍子における3連符フレージング
4/4拍子における3連符フレージング
5/4拍子における3連符フレージング
3/4拍子における16分音符フレージング
4/4拍子における16分音符フレージング
5/4拍子における16分音符フレージング
ポリリズムを用いたフレージング
商品代金(税込)の合計が5,500円未満の場合は、 地域別に所定の配送手数料がかかります。 島部へ発送する場合、追加料金が発生する場合がございます。 (海外への発送に関しては当社までご連絡ください)
関東・南東北・信越・北陸・中部 地方 | 650円 |
北東北・関西地方 | 760円 |
中国地方 | 860円 |
四国地方 | 970円 |
北海道・九州地方 | 1,080円 |
沖縄 | 1,190円 |
FAX専用ダイヤル(03-6908-3694)でも、年中無休24時間でお受けしております(ご注文用紙はこちら)。
お問い合わせフォーム をご利用ください。
また営業日、営業時間外でのご質問につきましては、翌営業日にご回答申し上げます。
商品の特性上、お客様のご都合によるキャンセル・変更・追加は一切できませんので、よくご確認の上でのご注文をお願いいたします。